病院めぐり
市立札幌病院泌尿器科
大橋 伸生
pp.81
発行日 1994年1月20日
Published Date 1994/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901109
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市立札幌病院は,札幌市の公的病院として,明治2年明治政府の開拓吏が札幌元村に仮診療所を開設して以来,125年の歴史を有する北海道で最も古く伝統のある病院です。大正7年皮膚泌尿器科(初代・関 健蔵医長)が開設され,さらに昭和32年5月に泌尿器科が皮膚泌尿器科から分離独立し,初代医長として斯波光生先生(第20代院長)が赴任されてから36年の歴史があります。昭和26年に建築された本館はもとより病院の建物や施設の老朽化も目立ち,平成7年10月の完成を目指して,桑園駅前に新病院を建設中です。
病院のベッド数は1,182床(本院810床,分院372床),医師数105名で,泌尿器科は医師4名(大橋,富樫,出村,大山),ベッド数38床で腎移植科医師2名(平野,力石)と医局,病棟を共同使用しています。昭和32年医師2名で始まった泌尿器科も40年に3名,46年に4名,59年には腎移植のため5名体制となったが,昭和59年11月に全国で10番目,市立病院としては最初の北海道地方腎移植センターが併設され,昭和63年に腎移植科が独立したため従来の4名体制に戻りました。
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