病院めぐり
名古屋掖済会病院泌尿器科
西川 英二
pp.461
発行日 2002年5月20日
Published Date 2002/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903565
- 有料閲覧
- 文献概要
名古屋市は人口218万人,16区で構成されています。その中で最大の21万人を擁する区が名古屋市南西部に位置する中川区です。名古屋掖済会病院はこの地にあります。当院は1948年に病床数30床で診療を開始しました。その後徐々に規模を拡大し,1978年には救命救急センターを開設,その後新館が完成して662床となり,地域中核病院として活動しています。また1996年には災害拠点病院の指定も受けました。
当院は1879年に設立された"海員掖済会"(海員に対する福利厚生を目的としたもの)が開設したものです。海員掖済会は東京に本部を置き,全国に病院8か所を運営しています。現在では,その対象を海員に限らず広く地域社会としています。ちなみに,掖済の「掖」は助ける,よいほうへ導く,「済」は助ける,救うを意味しているそうです。現在,医師数135人(常勤100人,非常勤35人),ベッド数662床,診療科23科を擁しています。また,毎年平均15人の研修医を受け入れており,臨床医の育成にも努めています。年間外来患者延数は42万人(泌尿器科1.8万人),入院患者延数22万人(同6,800人),紹介率は27%(同27%)となっています。
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.