病院めぐり
国立福山病院泌尿器科
水谷 雅巳
pp.95
発行日 2002年1月20日
Published Date 2002/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903437
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福山市は広島県南東部,岡山県境にある備後の中心都市で,人口約38万人,お城をセットに望める新幹線駅は全国でも福山だけです。レールスターに乗れば新大阪からおよそ1時間で福山に着きます。国立福山病院は福山駅からまっすぐ南に3kmほど行ったところにあります。当院の前身は福山陸軍病院で,昭和20年に厚生省に移管,国立福山病院となりました。昭和41年に現在地に新築・移転,昭和47年に定床460床(一般410床,伝染病50床)となり現在に至っています。診療科は21科,医師数は研修医,レジデントを含め75名で,岡山大学,広島大学,川崎医科大学から派遣されています。
泌尿器科は昭和43年に皮膚科と分離し,梶尾克彦先生が初代泌尿器科医長となられました。昭和55年に梶尾先生から松木暁医長に引き継がれ,現在は松木暁,水谷雅巳,嘉手納一志の常勤医師3名と長谷川泰久,大原慎也のレジデント2名が勤務しています。外来患者は1日平均約70名ですが,月,木曜日が手術のため午前中のみの外来診療で,火,水,金曜日の外来は大変混雑します。昨年から再診予約システムを導入しましたが,待ち時間の短縮は不十分です。特殊外来として火曜日の午後に尿失禁外来,水曜日の午後に小児泌尿器科外来を実施しています。平成10年に,隣接する沼隈町で前立腺検診が始まり,他の周辺市町村でも前立腺検診を取り入れるところが増えてきました。
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