小さな工夫
TUR切除鏡によるCAPDカテーテル留置術
田上 隆一
1
,
篠藤 研司
1
,
滝川 浩
1
1公立学校共済組合四国中央病院泌尿器科
pp.1061
発行日 2000年12月20日
Published Date 2000/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903116
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CAPDカテーテル留置術は通常,スタイレットを通したカテーテルを盲目的にダグラス窩へ挿入し,X線透視下にカテ先の位置確認を行う比較的容易な手術であるが,腹腔内手術の既往を有する患者などに対する盲目的なカテーテル挿入は,腹腔内臓器の損傷を生ずる可能性を否定できない。またカテ先が適切な位置に挿入されていない場合,カテーテルの位置異常を容易に来たし,透析液の注排液不良を来たす原因となる。
われわれは,transurethral resection(以下,TUR)用切除鏡をCAPDカテーテル留置術に使用した。
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