増刊号特集 泌尿器科外来診療—私はこうしている
Ⅵ.診断・治療のための必須知識
排尿障害を呈する下部尿路疾患
魚住 二郎
1
Jiro Uozumi
1
1佐賀医科大学泌尿器科
pp.235-239
発行日 2000年3月30日
Published Date 2000/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902930
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1 はじめに
外来診療で遭遇する排尿の異常(広い意味での排尿障害)に関する訴えの大半は,頻尿,排尿困難,排尿痛,尿失禁に集約される。外来診療という限られた時間の中で診断・治療を行うには,問診から疾患を想定し,必要最低限の検査で診断を下し,治療法を選択するという流れを効率よく進めなければならない。ここでは,頻尿あるいは排尿困難を呈する下部尿路の疾患について診断・治療のポイントを述べる。
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