病院めぐり
横浜南共済病院泌尿器科
福岡 洋
pp.830
発行日 1999年9月20日
Published Date 1999/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902757
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横浜南共済病院(山田勝久院長)は横浜市が横須賀市と接する横浜市の南端で,国道16号線沿いに立地し,旧跡金沢八景にも近く気侯は温和である。病院の設立は昭和14年6月で,神奈川県下の公的病院の中では歴史の古いほうに属する。設立当初は,横須賀海軍工廠内の海軍航空廠(昭和4年)が海軍航空技術廠(空技廠)として独立した際の職域病院であり,名称も横須賀海軍共済病院追浜分院であった。昭和15年4月に追浜海軍共済病院として独立している。
戦後はいくつかの変遷の後,昭和33年8月に国家公務員共済組合連合会追浜共済病院となり,昭和40年4月に国家公務員共済組合連合会横浜南共済病院と名称変更している。通常は横浜南共済病院と呼ばれ,近隣の人達からは"南共済"と略して親しまれている。国家公務員共済組合連合会の管理病院(内部では旧令病院といわれる)として独立採算制のもとに健全運営を維持し,地域基幹病院の重責を果たしており,診療圏は横浜市金沢区および栄区,横須賀市,逗子市,鎌倉市など広域に及んでいる。
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