病院めぐり
国家公務員共済組合連合会斗南病院外科
金子 行宏
pp.375
発行日 2002年3月20日
Published Date 2002/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904807
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斗南(となん)病院の前身は,昭和26年に21床で開設された札幌共済病院でした.当時の所在地はススキノの歓楽街のなかであり,また既存の建物の応急転用により不都合不便が多かったため,昭和36年に道庁の南に隣接する北1条西6丁目の現在地に移転新築され斗南病院と改称,初代病院長に北海道大学医学部第2外科奥田義正教授を迎え207床を有する総合病院として整備されました.斗南の名前の由来は国家公務員共済組合連合会編の五十年史によると,『奥田病院長が命名.「斗」は北斗星を指し,斗南とは北斗七星より南,転じて宇宙を指す(南を制す)の意味である.』とあります.
入院部門は開院直後から満床状態を続け,外来部門も狭隘をきたしていたことから昭和47年8月に新館が竣工し301床に増床し,さらに昭和60年には現在の355床となりました.
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