病院めぐり
平塚共済病院泌尿器科
波多野 孝史
1
1平塚共済病院泌尿器科
pp.524
発行日 2005年6月20日
Published Date 2005/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100354
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当院のある平塚市は,昔から東海道の宿場町として栄え,南は相模湾に面し,西は江ノ島や鎌倉の史跡に近く,西に富士の霊峰を仰ぐ,とても温暖な地域です。また,毎年7月に行われる七夕祭りでも有名です。病院のすぐ隣には平塚総合運動公園があり,Jリーグ「ベルマーレ湘南」のホームグランドになっていて,試合当日にはサポーターの声援が聞こえてきます。
当院の前身は,大正8年4月,海軍火薬廠に併設された海軍共済組合平塚診療所です。開設時の職員は20名,病床数は10床で,内科,外科,細菌検査科の3科のみでした。診療所は,増床に伴い昭和4年に平塚海軍共済病院に改称しました。戦時中は火薬庫があったため空爆の標的とされ,何度も火災を起こし,病院は大きな被害を受けました。近くの県立高等女学校(現 平塚江南高校)に患者さんを移して診療を続けたとのことです。戦後GHQにより接収されましたが,昭和24年に全面返還され,現在の国家公務員共済組合平塚共済病院となりました。現在は病床数492床,診療科21科,常勤医師71名で,1日の平均外来患者数は約1,300人です。
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