手術手技 基本手技・9
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荒井 陽一
1
,
黒田 昌男
2
1倉敷中央病院泌尿器科
2大阪府立成人病センター泌尿器科
pp.768-770
発行日 1999年9月20日
Published Date 1999/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902742
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膀胱全摘の術式は種々存在し,術者により細かな点で微妙に異なる。本論文でも豊富な経験に基づく独自の工夫が随所に盛り込まれており,興味深く読ませていただいた。膀胱全摘除術は尿管と左右膀胱動静脈の処理などの点を除けば,基本的には前立腺全摘除術と変わるところがない。特に,neobladderを予定して行われる場合は外尿道括約筋への障害を可及的に少なくすることが必要であり,まさに前立腺全摘除術の場合と同様な前立腺尖部への注意深いアプローチが必要である。以下,本論文であまり詳細に述べられていない点や筆者の方法と異なる点などに絞って述べたい。
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