手術手技 基本手技・7
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川村 猛
1
,
島 博基
2
1都立清瀬小児病院泌尿器科
2兵庫医科大学泌尿器科
pp.584-586
発行日 1999年7月20日
Published Date 1999/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902701
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膀胱尿管逆流(VUR)の手術方式には幾多の術式があり,著者らは基本的術式としてP-L法,Cohen法,G-A法の3法を挙げているが,これらはいずれも経膀胱法すなわち膀胱開放手術であり,そのために術後尿道カテーテルのある一定期間の留置が不可避である。
これに対して,低侵襲手術として膀胱切開のない,古来からのLich-Gregoir法の流れを踏む膀胱外法も,手技上の留意点を掴めば術後の煩瑣な管理が不要で優秀な手術成績が得られることが最近ではしばしば報告されている。著者らも最後に触れているように,膀胱内注入による逆流防止術とともに,患者のQOLの観点からは視野に入れるべき術式と思われる。
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