病院めぐり
静岡県立総合病院泌尿器科
西尾 恭規
pp.370
発行日 1999年4月20日
Published Date 1999/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902659
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静岡県立総合病院は静岡市の北東,JR静岡駅より約6kmのところに位置している。国道1号線のバイパスに面し,静岡県中東部からの車でのアクセスがよく,広い駐車場に恵まれている。病院の屋上からは東に富士山が,南東には昭和55年度日本観光地百選の第1位に輝いた日本平の山々が眺望される抜群の環境にある。徳川家康の晩年の居城であった駿府城跡,徳川家康が今川氏に人質として預けられ12年間を過ごした臨斉寺が近くにあるほか,江戸幕府最後の将軍であった徳川慶喜のゆかりの場所も数多くある。また,静岡県は温暖な気候とともに駿河湾の海の幸,蜜柑,メロン,茶などの産物に恵まれている。
当院の前身は,昭和23年6月に日本医療団静岡中央病院の移管を受けて,静岡県が県立中央病院を開設したのが始まりで,当初は静岡市の中心部に位置していた。その後,昭和58年2月に,結核を中心とした呼吸器疾患の専門病院であった県立富士見病院と県立中央病院とが廃止・統合され,静岡県立総合病院として静岡市郊外の現在地に開設された。
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