病院めぐり
静岡済生会総合病院泌尿器科
権 永鉄
pp.585
発行日 2001年6月20日
Published Date 2001/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903301
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恩賜財団静岡県済生会は,静岡市小鹿の23,600m2の敷地に総合病院,救命救急センター,特別養護老人ホーム小鹿苑,看護専門学校などを運営し,静岡市の医療福祉活動の中核的な役割を担っている組織の1つです。静岡済生会総合病院はその中心となる施設病院であり,昭和23年に54床で開院し,故岡本一男院長のもとで急速に充実してきました。現在は,総病床数773床,外来診療科24科,常勤医師数104名(うち研修医15名)の大きな病院となっています。
昭和55年には救命救急センターを開設し,一次から三次救急診療を幅広く扱い,周辺地域の救急医療に多大な貢献をしています。加えて,平成11年に静岡という土地柄も考慮し,免震構造を備えた地上10階,地下1階の新「南館」が落成し,この屋上に備えられたヘリポートを利用したさらに広範囲にわたる地域医療への貢献,災害拠点病院としての機能が期待されています。センターは3階建てで,1階を外来診療部として,研修医を含む医師4名,看護婦3名の当直体制をとり,24時間,365日,1日平均80名の患者様の診療に当たっています。2階を熱傷センターおよび一次患者収容病棟として,3階をICUとして利用しており,レントゲン施設,検査施設,薬局を備えた充実した体制となっています。
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