増刊号特集 泌尿器科画像診断
Ⅲ.疾患別画像診断
11.副腎疾患
副腎(正常像)
牛山 知己
1
,
藤田 公生
1
Tomomi Ushiyama
1
1浜松医科大学泌尿器科
pp.336-337
発行日 1999年3月30日
Published Date 1999/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902623
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1 はじめに
副腎は腎周囲脂肪織内に存在する小さな臓器であるため,画像診断に際し,解剖学的位置関係をよく理解しておく必要がある。
右副腎は,右腎上極の内側前方に位置し,内側から内側前方を下大静脈,後方から内側を横隔膜脚,外側を肝右葉で取り囲まれている。左副腎は,左腎上極の内側前方に位置し,内側から内側前方に大動脈,前上方に小網嚢あるいは胃,前方から外側に膵,後方から内側に横隔膜脚が存在する。副腎の高さは腎の位置にも影響されるが,一般に左副腎のほうが低い位置にある。
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