Japanese
English
セミナー 合併症をもつ患者の術前・術後の全身管理・13
注意すべき状態の患者—新生児,乳児,学童
Perioperative Patient Care:Newborn, Infant and Schoolchild
津ケ谷 正行
1
,
伊藤 尊一郎
1
,
永田 大介
1
,
林 祐太郎
2
,
郡 健二郎
2
Masayuki Tsugaya
1
1豊川市民病院泌尿器科
2名古屋市立大学医学部泌尿器科
キーワード:
小児手術
,
周術期
Keyword:
小児手術
,
周術期
pp.921-925
発行日 1998年11月20日
Published Date 1998/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902450
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
小児では基礎代謝熱量や不感蒸泄が大きく,水分代謝回転が早いうえに体成分中の水分含有率が高い。また腎機能は未熟なため,濃縮力が低い。したがって,小児は体液代謝のバランスが崩れやすく,輸液には細心の注意を要する。小児では舌,アデノイドや口蓋扁桃が大きく,気道が狭い。また気道分泌物が多いため,容易に気道閉塞を起こしやすい。尿路の手術では尿の流出状態,特にカテーテルの管理には細心の注意を要する。
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.