病院めぐり
関東中央病院泌尿器科
岡 薫
pp.449
発行日 1998年5月20日
Published Date 1998/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902352
- 有料閲覧
- 文献概要
当病院は,昭和28年,公立学校共済組合東京支部の管理のもとに世田谷三楽病院として開設され,主として都内の教職員とその家族の結核療養を重点に診療を開始した。昭和31年,当共済組合の結核療養施設設置方針に基づき,関東ブロック(関東甲信越および静岡の1都10県)を受け持つ施設として再スタートし,共済本部が管理する公立学校共済組合関東中央病院と名称を変更した。昭和32年からは一般健康保険,国民健康保険を合わせて取り扱う保健医療機関の認定を受け,地域医療機関としても重責を果たすことになり,翌33年には総合病院となった。その後,昭和63年に病棟部分を,平成3年に外来棟・中央診療棟を改築し,現在の規模は24診療科,470床である。
当院は世田谷区のほぼ中央にあり,当初は緑いっぱいの森や畑に囲まれていたが,東京オリンピックの頃に首都高速道路,東名高速道路,国道246号線環状8号線などが整備され,東京の西の玄関として交通の要衝となった。多摩川も近く,馬事公園や砧緑地公園に囲まれ,住宅地としても人気が高い。
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.