病院めぐり
三重県立総合医療センター泌尿器科
栃木 宏水
pp.610
発行日 1997年7月20日
Published Date 1997/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902119
- 有料閲覧
- 文献概要
三重県立総合医療センターは1995年10月に開院した。四日市市日永の南部丘陵地の小高い丘の上にあり,地下1階,地上7階建てで,屋上に第3次救急患者搬送用のヘリポートを有している。立地条件の良さで,西には鈴鹿山系,東には伊勢湾が一望に見晴らせる。
三重県立総合医療センターの前身としては,昭和23年8月1日,三重県立医学専門学校(三重県立医科大学)附属塩浜病院として新しく開院したことに始まった。昭和49年4月には,県立大学の国立移管に伴い塩浜病院は大学より分離し,三重県立中央病院,さらに三重県立総合塩浜病院と改名した。病院本体の増改築が段階的に進められ増床も行われ,医療設備の充実も計られたが,医療技術の進歩と医療需要の増大などに対応しきれない状態になり,さらに病院の立地条件の悪化などから病院の移転.整備の必要性が議論され,平成6年10月1日に高度・特殊医療と第3次救急医療を実施する北勢地区の基幹総合病院として現在の三重県立総合医療センターが開院し,同時に塩浜病院は閉院した。
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.