病院めぐり
国立三重中央病院泌尿器科
加藤 雅史
1
1国立三重中央病院泌尿器科
pp.761
発行日 2003年8月20日
Published Date 2003/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100959
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三重県の県都,津市の南に隣接する久居市は,三重県で最も新しく市制を施行した人口約4万人の小さな町です。しかし古くは枕草子にも詠われた日本三名泉のひとつ「ななくりの湯」とされる榊原温泉があり,多くの人が訪れています。西には布引山地青山高原があり,この頂上付近に直径50mの巨大な風車が設置され,風力発電が進められています。当地の名産は甘くみずみずしい幸水,豊水に代表される久居梨です。
当院は国立病院統廃合計画により国立津病院と国立療養所静澄病院が統合され,1998年(平成10年)7月1日に伊勢自動車道久居インターチェンジ近くに新しく開院しました。国立津病院は明治41年に陸軍衛戌病院として創設され,昭和20年12月に厚生省へ移管,静澄病院は昭和15年に三重県立結核療養所静澄園として創設され,昭和22年4月に厚生省へ移管されました。診療科は内科,精神科,神経内科,呼吸器科,消化器科,循環器科,小児科,外科,整形外科,形成外科,脳神経外科,呼吸器外科,心臓血管外科,皮膚科,泌尿器科,産科,婦人科,眼科,耳鼻咽喉科,リハビリテーション科,放射線科,歯科,麻酔科の全23科を持ち,常勤医60名,病床数500床(一般450床,結核50床)の三重県中部の中核をなす総合病院となりました。なかでも周産期医療,循環器,がんに対する医療を中心に行っています。
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