増刊号特集 前立腺疾患'96
前立腺肥大症
治療法の選択と実際・薬物治療
αブロッカー
横山 英二
1
,
内田 豊昭
1
,
川上 達央
1
Eeiji Yokoyama
1
1北里大学医学部泌尿器科
キーワード:
前立腺肥大症
,
αブロッカー
Keyword:
前立腺肥大症
,
αブロッカー
pp.91-95
発行日 1996年3月30日
Published Date 1996/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901731
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
前立腺肥大症(BPH)の治療選択肢は,この10年間で急激に増えてきた。バルーン拡張法,尿道ステント,温熱療法,高温度療法,レーザー前立腺照射術,焦点式高エネルギー超音波照射法(HIFU),Transurethral electrovaporization(TUVP)などが次々に登場し,薬物療法でも各種のアンチアンドロゲン薬やαブロッカー(α交感神経受容体遮断薬)が開発されている。
本稿ではBPHの排尿障害に有効とされているαブロッカーに焦点を絞って,これらの開発の経緯,BPH治療薬としての有効性,問題点について述べる。
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.