増刊号特集 前立腺疾患'96
前立腺肥大症
治療法の選択と実際・薬物治療
アンチアンドロゲン剤
堀 武
1
Takeshi Hori
1
1加茂病院泌尿器科
キーワード:
前立腺肥大症
,
アンチアンドロゲン剤
Keyword:
前立腺肥大症
,
アンチアンドロゲン剤
pp.87-90
発行日 1996年3月30日
Published Date 1996/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901730
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
前立腺肥大症の発生メカニズムは,いまだ完全には解明されておらず,したがって種々の薬剤が臨床の場で使われている。しかし,何らかの理由で精巣機能が低下した患者には前立腺肥大症が発生しないという事実や,精巣摘除による前立腺の縮小効果を基に,アンドロゲンの前立腺肥大症への関わりが明らかにされて以来,いくつかのアンチアンドロゲン剤が開発され,臨床でも大きな役割を担っている。
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.