増刊号特集 泌尿器科治療薬マニュアル—私の処方箋
進歩と新しい展開
循環器用薬剤の応用
影山 慎二
1
,
河邉 香月
1
1浜松医科大学泌尿器科
pp.14-16
発行日 1993年3月30日
Published Date 1993/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900827
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薬物による排尿への影響は,かなり頻繁にあり,特に循環系作用をもつ薬剤で多くみられる(表1)。これは膀胱や尿道が血管と類似した神経支配や平滑筋により構成されているからと考えられる。薬剤による影響が予期せず起きると排尿障害とされるが,あらかじめ予測して使用すれば,排尿に対する治療に役立つこととなる。ここでは循環器用薬の応用について論じることとする。
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