増刊号特集 外来泌尿器科マニュアル—私はこうしている
尿失禁の治療とケア—セルフカテ・介護の指導
後藤 百万
1
,
古川 羊子
1
,
近藤 厚生
2
1碧南市民病院泌尿器科
2名古屋大学医学部泌尿器科
pp.157-159
発行日 1991年5月30日
Published Date 1991/5/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900361
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尿失禁の治療は,失禁の原因により薬物治療,手術治療,神経ブロック,理学的治療,行動訓練など多岐にわたり,症例によって各々単独,あるいは併用して行われる.清潔間欠導尿(CIC)は,特殊な原因による尿失禁には極めて有効な治療法となるので,適応例にはセルフカテを含め積極的に導入すべきである.他方,尿失禁患者で,ADLの低い症例や高齢者では,医学的治療のみならず,家族など介護者の指導が治療面でも重要な要因となる.以下,尿失禁治療における,セルフカテ(自己導尿)および介護の指導について述べる.
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