病院めぐり
深川市立総合病院泌尿器科
藤沢 真
pp.437
発行日 1991年5月20日
Published Date 1991/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900320
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深川市立総合病院泌尿器科は,旭川医科大学泌尿器科学教室の新設に伴いその関連施設として1975年に開設された.その後1982年4月に常勤医が置かれ,以来本年でちょうど10年となる,この間,地域の強い要望に応え1988年12月透析施設(15床)が併置され,これに伴い1989年4月より2人体制となり現在に至っている.
深川市は,大雪山連峰に端を発する北海道の母なる川,石狩川によりもたらされた肥沃で広大な石狩平野の北端に位置する.旭川市の南西約30km,札幌市の北東約100kmにあり,札幌圏と北海道北部地域を結ぶ交通の要衝となっている.1990年,札幌—旭川間を結ぶ高速道路が全面開通し,拠点地域としての重要性が一段と高まっている.周辺にはのどかな田園地帯が広がり,農業が基幹産業の1つとなっている.詩人北原白秋は北海道をこよなく愛し多くの詩を詠んだが,そのほとんどがこの深川のもので,「青き林檎」等の詩はよく知られている.
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