Japanese
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綜説
医療情報・統計による研究支援
Support for Clinical Research by Medical Informatics and Statistics
大橋 靖雄
1
Yasuo Ohashi
1
1東京大学医学部保健学科疫学教室教授
1Professor, Department of Epidemiology and Biostatis-tics, School of Health Science, Faculty of Medicine, University of Tokyo
pp.379-387
発行日 1990年5月20日
Published Date 1990/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900075
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情報社会さらには情報の危機といった状況が現出している.
医学研究の成果は,通常は学術雑誌に論文として掲載され,これが批判・引用され次の研究へつながっていく.現在,医学雑誌の数は世界中で2万5千,1年間に発表される論文の数は200万,米国国立医学図書館(NLM)のオンライン抄録データベースMEDLINEに登録される論文数は40万といわれている(野添)1).膨大な数の論文の中から自分にとって必要な情報をどう獲得するか,「論文の捜し方・読み方」,「価値の低い論文を一目で見分ける方法」が,臨床疫学のテキストの1章を占めているほどである(Sackettら)2).
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