教室だより
京都府立医科大学泌尿器科学教室
小島 宗門
pp.269
発行日 1990年3月20日
Published Date 1990/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900053
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京都府立医科大学は1872(明治5)年に設立された京都府療病院を前身とし,3年後には創立120年目を迎えようとしています。1880(明治13)年に移転した現在地は,東を鴨川のせせらぎに,西を京都御所の広大な緑地に囲まれた,京都市内でも屈指の環境のよい場所です。このような長い歴史を有する本学にあって,泌尿器科学教室の歴史は比較的新しく,1964(昭和39)年に皮膚泌尿器科学教室より分離独立して創設され,初代教授には故小田完五教授が就任されました。その後,1976(昭和51)年には東北大学から渡辺泱教授が着任され現在に至っています。
渡辺教授の着任以来,早くも14年が経とうとしていますが,その間多数の入局者を迎え,当時は小世帯であった当教室も今では総勢が60人近い大所帯になるにいたりました。教室員の増加に伴い関係病院の数も大幅に増加し,現在では西は九州宮崎から東は静岡にいたるまで,総計25病院に泌尿器科医を送るまでになっています。
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