特集 泌尿器科医のための核医学―正しく理解して潮流に乗れ!
〈従来の核医学〉
去勢抵抗性前立腺癌に対するRa-223治療
犬伏 正幸
1
1川崎医科大学 放射線核医学
キーワード:
ラジウム-223
,
Ra-223
,
放射性同位元素
,
RI
,
核医学治療
,
RI内用療法
Keyword:
ラジウム-223
,
Ra-223
,
放射性同位元素
,
RI
,
核医学治療
,
RI内用療法
pp.376-382
発行日 2024年5月20日
Published Date 2024/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413208139
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▶ポイント
・ラジウム(Ra)-223治療に女性ホルモン製剤と骨修飾薬を併用するのが現状では良いと考えられる.
・Ra-223治療のタイミングは転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)の早期が望ましいが,条件を満たせばいつでも選択できる可能性がある.
・Ra-223治療の効果判定(予後予測)には治療前後でのアルカリホスファターゼ(ALP)変化,前立腺特異抗原(PSA)変化,骨シンチグラフィーのbone scan index(BSI)変化が有用と思われる.
・近い将来日本で前立腺特異的膜抗原(PSMA)治療が可能になってもRa-223治療の役割はなくならない.
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