特集 泌尿器がん薬物療法の副作用―支持療法を知らずして行うべからず!
がん疼痛マネジメント―泌尿器科疾患を念頭に
熊野 晶文
1
1かえでホームケアクリニック
キーワード:
がん疼痛
,
鎮痛薬
,
オピオイド
Keyword:
がん疼痛
,
鎮痛薬
,
オピオイド
pp.624-629
発行日 2023年7月20日
Published Date 2023/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207880
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▶ポイント
・痛みは主観的なものであり,客観的な評価は難しいことを十分に認識しておく必要があり,患者ごとに詳細な評価を行い,鎮痛薬を選択することが重要である.
・がん疼痛には侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛があり,両者が混合していることが多いが,性状の違いを認識していることは重要である.
・鎮痛薬の副作用の発現頻度を減らすためにも腎機能や肝機能には留意し,少量から開始することを心がける.
・オピオイドの副作用対策は症状マネジメントのほか,オピオイドの減量,オピオイドスイッチング,投与経路の変更などを考慮する.
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