CKD 患者におけるがん化学療法─透析患者を中心に
IV がん患者のサポーティヴケア 6 がん疼痛―原因病態と薬剤の特徴を考慮した治療戦略
田中 桂子
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1がん・感染症センター都立駒込病院緩和ケア科
キーワード:
がん疼痛
,
緩和ケア
,
オピオイド
Keyword:
がん疼痛
,
緩和ケア
,
オピオイド
pp.916-922
発行日 2019年6月20日
Published Date 2019/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000955
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• がん疼痛を丁寧に評価し,痛みの程度,原因病態,腎障害の程度,薬剤の特徴により最適な薬剤を選択する.
• 腎障害のある患者の軽度の疼痛には,まずアセトアミノフェンを十分量使用する.
• さらにオピオイドを上乗せする.第一選択はフェンタニルであり,オキシコドン,ヒドロモルフォンも比較的安全に使用できる.
• 神経障害性疼痛には鎮痛補助薬を併用するが,eGFRをモニターし過量時に生じる眠気などの有害事象に注意する.
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