特集 泌尿器腫瘍における放射線治療―変革期を迎えた令和のトレンド
〈腎細胞癌・膀胱癌〉
腎細胞癌に対する定位放射線治療
大西 洋
1
1山梨大学医学部放射線医学講座
キーワード:
定位放射線治療
,
腎細胞癌
Keyword:
定位放射線治療
,
腎細胞癌
pp.580-586
発行日 2022年7月20日
Published Date 2022/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207619
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▶ポイント
・腎細胞癌は頻度の高い癌の1つである.一般的な標準治療は手術的切除であるが,高齢者や合併症により手術が困難な症例も多く,また片腎症例での残腎切除は慢性的な腎機能障害を来す.
・体幹部定位放射線治療は,高い局所制御が低侵襲で得られる治療法として汎用されており,腎癌に対しても高い局所制御が安全に得られることが多く報告されている.
・本稿では,腎細胞癌に対する定位放射線治療の方法と成績を論じる.
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