特集 ここまで来た! 腎盂・尿管癌診療―エキスパートが語る臨床の最前線
〈診断編〉
腎盂・尿管癌の分子病型分類
藤井 陽一
1
,
小川 誠司
2
,
久米 春喜
1
1東京大学大学院医学系研究科泌尿器外科学講座
2京都大学大学院医学研究科腫瘍生物学講座
キーワード:
尿路上皮癌
,
分子病型分類
,
リキッドバイオプシー
Keyword:
尿路上皮癌
,
分子病型分類
,
リキッドバイオプシー
pp.356-362
発行日 2022年5月20日
Published Date 2022/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207571
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▶ポイント
・腎盂・尿管癌は高頻度変異,TP53,MDM2,RAS,FGFR3の変異の有無により5つの分子病型に分類可能である.
・それぞれの病型は予後,病理学的特徴と相関し,それぞれの分子学的特徴に応じた治療選択が可能となる.
・尿沈渣中の遺伝子変異の検出により高精度の診断,病型分類が可能となる.
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