増刊号特集 泌尿器科診療の最新スタンダード―平成の常識は令和の非常識
腫瘍
化学療法・緩和ケア
腫瘍崩壊症候群
高橋 俊二
1
1がん研究会有明病院総合腫瘍科
pp.101-104
発行日 2020年4月5日
Published Date 2020/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206867
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以前の常識
・腫瘍崩壊症候群(TLS)に関するガイドライン,標準治療はなかった.
・予防として,ハイドレーション,アロプリノール,尿のアルカリ化が推奨されていた.治療薬はアロプリノールしかなかった.
現在の常識
・TLSに関するガイドライン・ガイダンスが出版され,リスク別の予防・治療方針が推奨されている.
・予防として,ハイドレーション,アロプリノールまたはフェブキソスタットが推奨されているが,尿のアルカリ化は推奨されていない.高リスクでの予防薬・治療薬として,ラスブリカーゼが推奨されている.
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