変わりゆくリンパ腫の診断と治療-一般外来での初発症状から最新治療まで リンパ腫の合併症・化学療法の合併症
腫瘍崩壊症候群
土橋 史明
1
1東京慈恵会医科大学附属第三病院 腫瘍・血液内科
キーワード:
腫瘍崩壊症候群
,
痛風抑制剤
,
リンパ腫
,
リスク評価
,
高尿酸血症
Keyword:
Gout Suppressants
,
Lymphoma
,
Tumor Lysis Syndrome
,
Risk Assessment
,
Hyperuricemia
pp.1343-1346
発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016244780
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
腫瘍崩壊症候群(tumor lysis syndrome:TLS)は,生命の危機が切迫し救急処置が必要とされるoncologic emergencyの1つである.TLSは検査学的TLS(lavoratory TLS:LTLS)と臨床学的TLS(clinical TLS:CTLS)の2つに分けられ,リンパ腫では組織型によりリスク分類される.治療の基本は予防であり,リスク別の予防法が提唱されている.遺伝子組換え型尿酸分解酵素薬であるrasburicaseが臨床に導入されている.
©Nankodo Co., Ltd., 2016