増刊号 産婦人科救急・当直対応マニュアル
Ⅱ.婦人科編
オンコロジック・エマージェンシーへの対応法
腫瘍崩壊症候群
緒方 美里
1
,
松本 光史
2
1神戸市立医療センター中央市民病院
2兵庫県立がんセンター腫瘍内科
pp.157-160
発行日 2019年4月20日
Published Date 2019/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209671
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当直医へのコール
◉尿量低下や不整脈,痙攣などが臨床症状であり,化学療法開始当日から数日以内に発症する.ただし,発症前の予防が肝要であり,腫瘍量が多い,あるいは腎機能障害があるなどリスクの高い症例ではあらかじめ補液を行うなど,発症させない工夫を行う.
◉免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬では10日目以降に発症するという報告があるため,注意を要する.
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