特集 一から学びなおす 婦人科がん化学療法有害事象の管理
腫瘍崩壊症候群
櫻井 学
1
1筑波大学 医学医療系産科婦人科学
キーワード:
腫瘍崩壊症候群
,
抗腫瘍剤
,
生殖器腫瘍-女性
,
腎置換療法
,
リスク評価
,
固形腫瘍
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Tumor Lysis Syndrome
,
Genital Neoplasms, Female
,
Risk Assessment
,
Renal Replacement Therapy
pp.189-193
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020137220
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腫瘍崩壊症候群は化学療法や放射線療法施行時に腫瘍細胞が急速に崩壊することによって生じる代謝性障害である。血液中での尿酸・カリウム・リンの上昇およびカルシウム低下を起点として、急性腎不全、けいれんや致死性不整脈を発症する症候群である。発症リスクに応じた予防を行うとともに、早期の診断・治療が重要である。
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