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特集 あなたは考えていますか? 前立腺癌検診・生検・治療のQOLと費用対効果
〈前立腺癌検診 : QALY・費用対効果の視点からの有効性評価〉
費用対効果の見地からの妥当性
Clinical effectiveness and economic efficiency in prostate cancer screening
杉原 亨
1
,
康永 秀生
2
Toru Sugihara
1
,
Hideo Yasunaga
2
1自治医科大学腎泌尿器外科学講座
2東京大学大学院医学系研究科公共健康医学
キーワード:
費用対効果費
,
対策型検診
,
前立腺癌検診
Keyword:
費用対効果費
,
対策型検診
,
前立腺癌検診
pp.1046-1049
発行日 2018年12月20日
Published Date 2018/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206440
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▶ポイント
・前立腺癌の癌死亡1人を回避するための検診受診勧奨者数(NNI)は,既存の対策型検診(胃,大腸,肺,子宮頸部,乳房)と比較しても遜色ない効率性である.
・費用対効果の指標である増分費用対効果比(ICER)は60歳前後は許容されるが,65歳以上では悪化する.
・一方で,転移性前立腺癌の治療費高額化の社会情勢を考えると,検診での早期発見による費用対効果は今後いっそう改善される見込みである.
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