特集 予防接種・ワクチンはこう変わる—ワクチンに関する新たな潮流と予防接種制度の将来を考える
予防接種の費用対効果を考える
池田 俊也
1
,
五十嵐 中
2
1国際医療福祉大学医学部公衆衛生学
2東京大学大学院薬学系研究科
キーワード:
費用対効果
,
医療経済評価
,
質調整生存年
,
QALY
Keyword:
費用対効果
,
医療経済評価
,
質調整生存年
,
QALY
pp.860-865
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.036851870890100860
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
◆限られた医療資源を有効に活用するため、予防接種政策における費用対効果評価の重要性が一層高まっている。
◆効果指標として質調整生存年(QALY)を用いることで、予防接種による健康と経済の価値を総合的に評価できる。
◆米国のACIPや日本の厚生科学審議会において、予防接種の導入可否の判断に費用対効果評価が積極的に活用されている。

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.