学会印象記
「第113回AUA」印象記
梶川 圭史
1
1愛知医科大学医学部泌尿器科学講座
pp.854-855
発行日 2018年9月20日
Published Date 2018/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206393
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今年の米国泌尿器科学会(AUA Annual Meeting 2018)が5月18〜21日にサンフランシスコで開催されました.AUAは全米だけでなく欧州や日本をはじめとしたアジア各国からの参加者も多く,泌尿器科の国際学会のなかでも熱気にあふれた学会の1つであり,最新の研究や治療などが発表される場です.泌尿器科医としては,知見を広められる絶好の機会でもあります.ただし,発表の機会を得られるのは容易ではなく,国際的にも評価される研究を行わなければなりません.
私も昨年末にはAUAの演題登録の抄録を作成すべく,締切までに必死に研究データを絞り出し,不慣れな英文抄録の作成に四苦八苦しました.それでもアクセプトの知らせがくるのは嬉しいもので,苦労した甲斐があったと物思いに耽るのと同時に,発表に向けた準備のカウントダウンが始まります.データの整理や英語の発表準備などやることは多いですが,そのぶん,たとえ発表が上手くいかなくても,終わった後には自分の成長を感じることができる学会でもあると思っています.
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