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特集 この1冊で安心! 泌尿器科当直医マニュアル〈入院編〉
抗がん剤化学療法中の発熱・嘔吐
Fever and vomiting during anti-cancer drug chemotherapy
河嶋 厚成
1
,
植村 元秀
1
,
野々村 祝夫
1
Atsunari Kawashima
1
,
Motohide Uemura
1
,
Norio Nonomura
1
1大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科講座
キーワード:
発熱性好中球減少症
,
突出性悪心・嘔吐
,
化学療法
Keyword:
発熱性好中球減少症
,
突出性悪心・嘔吐
,
化学療法
pp.376-381
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206285
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▶ポイント
・化学療法中の「①好中球数が500/μL未満,または好中球数が1000/μL未満で48時間以内に500/μL未満に減少することが予想される場合で,かつ②腋窩温37.5℃以上の発熱」を生じた場合,FNを疑う.
・MASCCスコアをはじめとするFN重篤化リスクをいち早く評価し,適切な治療を開始する.
・FNに対する初期治療は,βラクタム系抗菌薬の単独投与を行う.
・悪心・嘔吐の重症度を評価する.
・悪心・嘔吐の発症原因を適切に評価し,原因に応じた制吐薬を迅速に使用する.
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