増刊号 救急・当直マニュアル—いざというときの対応法
Ⅳ.救急外来・当直での処置と治療
オンコロジック・エマージェンシー
発熱性好中球減少症
山崎 知子
1
1宮城県立がんセンター頭頸部内科
キーワード:
発熱性好中球減少症
,
悪性腫瘍
,
化学療法
Keyword:
発熱性好中球減少症
,
悪性腫瘍
,
化学療法
pp.275-280
発行日 2019年4月30日
Published Date 2019/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202066
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当直医へのコール
●化学療法を受けている患者が発熱を主訴に来院した場合は,発熱性好中球減少症を考えて,診察が速やかに受けられるようにする。
●体温以外のバイタルサイン(血圧,脈拍,酸素飽和度など)や全身状態を確認する。
●腋窩温37.5℃以上の発熱がある。発熱以外の症状がないことも多い。
●救急外来で,発熱性好中球減少症が疑われる患者がいるときは,初期対応を行いつつ,当直医へコールする。
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