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特集 進行期精巣腫瘍の診療─難治症例に挑む
〈高リスク症例への対処〉
脳・肝臓・骨への転移巣の管理
Management for visceral metastasis to brain, liver and bone in advanced germ cell tumor patients
植村 元秀
1
Motohide Uemura
1
1大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学講座(泌尿器科学)
キーワード:
胚細胞腫瘍
,
集学的治療
,
脳転移
Keyword:
胚細胞腫瘍
,
集学的治療
,
脳転移
pp.524-530
発行日 2016年6月20日
Published Date 2016/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205731
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▶ポイント
・進行性胚細胞腫瘍の治療戦略の基本は,全身化学療法を中心とした集学的治療によって腫瘍マーカーの陰性化のうえ,残存腫瘍の切除による根治を目指すことである.
・リンパ節以外の実質臓器においては残存する臓器機能,合併症などを考慮した総合的な判断が必要となってくる.
・胚細胞腫瘍自体がまれな疾患であり,また進行性胚細胞腫瘍,さらに脳,肝臓,骨転移となると非常に症例数が少なく,後方視的研究または症例報告を参考にせざるを得ないといった状況であり,個別の判断が求められることが多い.
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