増刊号特集 泌尿器科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド
2 下部尿路機能障害
間質性膀胱炎
西井 久枝
1
,
藤本 直浩
1
1産業医科大学医学部泌尿器科学
pp.72-74
発行日 2016年4月5日
Published Date 2016/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205595
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疾患の概要
間質性膀胱炎は膀胱の非特異的な慢性炎症を伴い,頻尿・尿意亢進・尿意切迫感・膀胱痛などの症状を呈する疾患とされているが,明確な定義や広く合意の得られている診断基準はない.本邦の『間質性膀胱炎診療ガイドライン』では,以下の3項目が満たされれば,間質性膀胱炎と臨床的に診断すると提示されている.
①頻尿・尿意亢進・尿意切迫感・膀胱不快感・膀胱痛などの症状がある.
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