Japanese
English
特集 間質性膀胱炎を診る
間質性膀胱炎の診断
Diagnosis of interstitial cystitis
巴 ひかる
1
Hikaru Tomoe
1
1東京女子医科大学東医療センター泌尿器科
キーワード:
膀胱水圧拡張術
,
ハンナー潰瘍
,
点状出血
Keyword:
膀胱水圧拡張術
,
ハンナー潰瘍
,
点状出血
pp.939-944
発行日 2008年11月20日
Published Date 2008/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101599
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 間質性膀胱炎(interstitial cystitis:IC)に関して,世界共通の診断基準はない。現在のところ,わが国では2007年に出版された「間質性膀胱炎診療ガイドライン」に従い,臨床的にICを診療するうえでは症状を重視し,膀胱鏡所見でその裏付けをとるという診断方法がよいと思われる。すなわち,頻尿・尿意切迫感・尿意亢進・膀胱痛などの症状があって,膀胱鏡にて膀胱内にハンナー潰瘍または膀胱水圧拡張術後の点状出血を認め,これらの症状や所見を説明できるほかの疾患や状態がなければ間質性膀胱炎と診断する。
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.