Japanese
English
セミナー 下部尿路症状(LUTS)診療の最前線・6
間質性膀胱炎
Interstitial cystitis
巴 ひかる
1
Hikaru Tomoe
1
1東京女子医科大学東医療センター泌尿器科
キーワード:
ハンナー潰瘍
,
膀胱水圧拡張術
,
DMSO
Keyword:
ハンナー潰瘍
,
膀胱水圧拡張術
,
DMSO
pp.335-340
発行日 2007年4月20日
Published Date 2007/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101030
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要約:間質性膀胱炎は頻尿,膀胱部痛を主症状とする慢性進行性炎症性疾患である。病態はグリコサミノグリカン層の変性などが考えられるが,病因は解明されていない。診断は臨床症状と水圧拡張時膀胱鏡で行い,点状出血やハンナー潰瘍をみる。治療の第一選択は麻酔下膀胱水圧拡張術で,潰瘍群には経尿道的潰瘍凝固術も行う。抗ヒスタミン薬,アミトリプチリンなどの内服,DMSOの膀胱内注入なども行われるが,根治的治療はない。
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