増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見
[4]尿路機能障害・閉塞性疾患
間質性膀胱炎
上田 朋宏
1
1医療法人朋友会泌尿器科上田クリニック
pp.160-162
発行日 2017年4月5日
Published Date 2017/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205946
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ここがポイント
◉検尿所見に問題なく膀胱痛を繰り返す場合や,難治性過活動膀胱は間質性膀胱炎を疑う.キシロカイン®(2〜4%)を膀胱に注入して,膀胱痛が消失することを確認する.
◉間質性膀胱炎は膀胱鏡で典型的ハンナー病変を確認する.
◉膀胱上皮の新生血管やハンナー病変は,白色光では見分けられない場合があり,NBI(narrow band imaging)を併用し,診断精度を上げる必要がある.
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