交見室
前立腺癌コンセンサス・ミーテイングに出席して,他
岡田 謙一郎
1
1福井医科大学
pp.1012-1014
発行日 1989年11月20日
Published Date 1989/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205110
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去る4月12日から15日まで,イングランドのハルでEORTC主催の第2回前立腺癌コンセンサス・ミーティングが開かれた。前回は1987年アムステルダムで開催され,私はデューク大学のホールソン,ベルン大学ルティスハウザー両教授の援助で「骨盤リンパ節転移」を司会した。合意事項は他の領域での結果も含め書籍として収録された。今回も同じテーマを同じスタッフで司会し,延々3時間にわたり参加者と討論を交わした。しかしわずか2年を経たのみであり,前回の合意事項を変えるべき新知見は正直言ってほとんどなかった。ただ今回私は副司会者で比較的気楽だったこともあり,同じ立場でオーディエンスの意見を聞くことができ,自身には印象深い会となった。成果はいずれこれまでと同様書籍として刊行されるであろうが,合意事項を項目別に要約すると次のようになる。
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