今月の主題 乳癌と臨床検査
トピックス
ザンクトガレン・コンセンサスレポート
堀井 理絵
1
,
秋山 太
1
Rie HORII
1
,
Futoshi AKIYAMA
1
1癌研究会癌研究所病理部
キーワード:
乳癌
,
病理
,
ザンクトガレン・コンセンサスレポート
Keyword:
乳癌
,
病理
,
ザンクトガレン・コンセンサスレポート
pp.81-83
発行日 2007年1月15日
Published Date 2007/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100404
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1.はじめに
ザンクトガレン・コンセンサス会議は,2年に1度スイスのSt. Gallenで開催される早期乳癌の初期治療に関する国際会議である.この会議では,予後因子,治療効果予測因子に関する最新の研究結果や経験を踏まえた早期乳癌の術後薬物療法に関する治療指針が,エキスパートによるコンセンサスとして提示される.至近では,2005年1月26日から27日に会議が開催され,その時点でコンセンサスの得られた治療指針が2005年10月のAnnals of Oncology誌にザンクトガレン・コンセンサスレポートとして掲載された1).
本稿では,この2005年のコンセンサスレポートについてリスク分類を中心に解説する.
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