教室だより
九州大学泌尿器科学教室
田中 正利
pp.1027
発行日 1988年11月20日
Published Date 1988/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204876
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九州大学泌尿器科学教室は,1924年(大正13年)に皮膚病学梅毒学1講座より皮膚科学,泌尿器科学2講座に改められた折に誕生した。いわゆる官学では本邦初の泌尿器科講座である。故高木繁名誉教授を初代教授とし,1942年からは故富川梁次名誉教授,1963年からは故百瀬俊郎名誉教授が教室を主宰し,1984年に熊澤浄一教授が第四代教授に就任し現在に至っており,64年に及ぶ長い伝統と歴史を誇っている。またこの間,坂本公孝教授(福岡大),故石澤靖之教授(宮崎医大),有吉朝美教授(福岡大),真崎善二郎教授(佐賀医大),長田幸夫教授(宮崎医大)の5名の教授が当教室より誕生した。この64年間で教室の同門会員は約175名に達し,会員の親睦を深めるため,毎年1回自遠会(同門会)が開かれ,また毎年1回自遠会会報が出版されている。現在の医局員は45名であり,このうち大学病院在籍者は熊澤教授,上田助教授をはじめ,講師3名,助手5名,医員1名,研修医3名,大学院生7名および海外留学生3名を含め合計24名である。また,関連大学および病院は28施設に及び,臨床研修や共同研究など様々な面で深い結びつきをもっている。
現在の診療体制は,外来については火,木曜日に,新患外来が月,水曜日,金曜日に旧患外来が実施されている。
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