画像診断
糖尿病患者に合併した,繰り返す腎盂腎炎
矢崎 恒忠
1
,
雨宮 裕
1
1帝京大学医学部泌尿器科学教室
pp.1028-1031
発行日 1988年11月20日
Published Date 1988/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204877
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患者 64歳,女性。
主訴 繰り返す発熱。
初診 1986年12月23日。
既往歴 約15年前より糖尿病を指摘されている。
現病歴 2〜3年前より年に3回程高熱を繰り返すようになった。今回も約1ヵ月半前に40℃代の高熱と意識障害をきたしたため,内科にて急性腎盂腎炎と診断され治療を受けていた。しかし,再発性かつ難治性のため1987年1月17日泌尿器科に転科となった。
検査所見 血算にて赤血球337万/mm3,,白血球10700/mm3,,血沈95 mm/hr。血液化学検査にて腎機能に異常なし。空腹時血糖108mg/dl。尿検査では蛋白(−),糖(+++),尿沈渣では膿尿が認められた。
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