教室だより
久留米大学泌尿器科学教室
宮原 茂
pp.747
発行日 1988年8月20日
Published Date 1988/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204817
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久留米大学医学部泌尿器科学教室の歴史は,1928年の皮膚泌尿器科学教室開設に遡る。その後1953年12月には,分離独立し,重松俊教授のもとで泌尿器科学の診療,研究が開始された。さらに1972年5月には江藤耕作現教授が就任され,教室員の増加とともに,業績も飛躍的に発展している。現在,教室員は36名で,学外の研修関連施設は13施設となっている。
実際の診療は,外来,病棟,透析室の3部門より構成されている。外来は火曜,木曜,土曜の新来,再来診察日で,それ以外の日も予約検査日であり,毎日が多忙である。病棟の病床数は60床で,大学病院の泌尿器科としては国内でも有数であろう。透析室は,毎日18床で血液透析,血液濾過,血漿交換,CAPDが行われている。また,毎週月曜日は教授回診およびカンファレンス,火曜日は抄読会が開かれ,月に1回は関連施設,開業医とともに症例検討会を催し,夜遅くまで討論を行っている。
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