教室だより
筑波大学腎泌尿器外科グループ
石川 博通
pp.704
発行日 1988年8月20日
Published Date 1988/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204804
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筑波大学は従来の大学の在り方の反省の上に立って,その矛盾をなくすべく新講想大学として開設されました。学部制度を廃止し大学全体を6つの学群に分け,その1つに医学専門学群があります。さらに医学専門学群には基礎・臨床・社会の3学系が存在します。また講座制・医局制というものはなく,教官も教授,助教授,講師のみで助手制度はありません。学群は教育を,学系は研究を,付属病院は診療を行うべく機能分担され,教官は個々にそれぞれに参加しております。これに加えて付属病院にはレジデント制度があり,1〜6年までのレジデントが研修を行っております。このため教室という形態をとることはできず,教官・レジデントが唯一共通して所属するのは付属病院における診療グループであります。わが腎泌尿器外科診療グループは,1976年10月1日の筑波大学付属病院開院とともに,グループ長北川龍一教授のもと診療を開始しました。1982年10月より小磯謙吉教授がグループ長となり,1986年10月には10周年を迎えました。これを契機に同門会を作ろうとの機運が高まり,1988年4月に発足記念を兼ねた第1回総会を持つにいたりました。今までにグループに参加したことのある医師の総数は41名で,現在32名が大学およびその他の施設で診療,研究に従事しております。
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