Japanese
English
特集 Endourologyの手技と問題点
経皮的腎内手術
Percutaneous Surgical Techniques on Kidney
藤沢 真
1
,
八竹 直
1
Makoto Fujisawa
1
,
Sunao Yachiku
1
1旭川医科大学泌尿器科学教室
pp.227-232
発行日 1988年3月20日
Published Date 1988/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204696
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はじめに
経皮的内視鏡手術による腎尿管結石の治療(PNL)は短期間に急速な発展を遂げてきた。これに使用する種々の器材も徐々に改良され数多く市販されるようになり,治療成績の向上に役立っている。このような傾向の中で結石の治療だけでなく他の腎内疾患に対する経皮的手法の試みも行われるようになってきた。
現在,結石治療以外に比較的よく行われていると考えられる経皮的腎内手術には次のようなものがある。その第一は,腎盂尿管移行部の狭窄に対する内視鏡的切開(endopyelotomy)に代表される種々の尿管狭窄の治療である。第二には,腎杯憩室や腎嚢胞に対して腎盂との交通を作り縮小させる治療法がある。第三には,腎盂尿管腫瘍に対して経皮的に診断あるいは治療を行うことが挙げられる。
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